【ギリシア神話】斧・錐・レベルを発明した大工のダイダロスがぶっ飛んでる!

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free画像,ギリシャ神話像,景色
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有名な「イカロスの翼」は彼の息子の話!

ギリシア神話に、ダイダロスという名工匠が登場します。彼は大工であり発明家。ミノス王の命で、クレタ島に迷宮(ラビリンス)をつくった人物。ですが王の怒りにふれ、息子のイカロスと共に塔に幽閉されてしまいます。しかし彼は、蝋(ろう)で人工の翼をつくり逃亡。

ダイダロスは見事逃亡に成功しますが、調子に乗った息子の方は、太陽に近付きすぎて蝋が溶け海に墜落死。飛ぶ前にダイダロスは息子に「低く飛びすぎると海の水しぶきで翼が重くなり、高すぎると太陽熱で蝋が溶ける。だから私の後について中間を飛べ」と教えていたのですが。

free画像,翼,大理石,両翼

これがよく教訓として使われる、イカロスの翼。調子に乗ると痛い目を見るとか、親の言うことは聞くものだとか、中くらいが一番だとか……。それはさておき、これだけみるとダイダロスは不遇の天才。斧(おの)や錐(きり)やレベルも、彼が発明したといわれていますし。

ところが甥のタロスが鋸(のこぎり)を発明すると、その才能を恐れて殺してしまったダイダロス。また一説では、逃亡した彼を追って放浪していたミノス王に見付かると、入浴中の王に熱湯をかけて殺してしまったとか。

free画像,大工道具,古い鋸

ここで先ほどのイカロスの翼の話を見直してみると、正直ただのぶっ飛んでる親子の話じゃない?と思ってしまいます。もしかしたら神話ということで、教訓的な解釈をむりやり後付けしたのかも知れません。

もしこの神話で教訓を得られるとしたら、イカロスの翼の件だけでダイダロスを不遇の天才扱いすると恥をかく。つまり木を見て森を見ず、ということでしょうか。あくまでも私見ですが。

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