建築職人にとって仕事はアイデンティティ|人格を形成する要素でもある!

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仕事の技能や知識が自身の個性を育てる!

楽して稼ぎたいというのが人の常。私が以前会社員だった頃、それをリアルに叶えている羨ましい人を何人か見ました。ですが建築職人の場合、サラリーマンだからといっても、それはあり得ません。

例えば建設作業員ではなく、営業マンの場合。仮に今月のノルマを達成できなかったとしても、それで来月の仕事を即失うということはまれかと思います。ですが職人だとそうはいきません。ノルマを果たさないことは、完全なミス。

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日当でも請けでも手間でも、必ず期限内に成果を出さなければそれで終わり。もう次はありません。アルバイトの手元でも、未熟なりにもそれなりの働きをしなければ、もう来なくていいよになってしまいます。

そういうシビアな建設業界ですが、彼らとて楽して稼ぎたいという気持ちがない訳ではないでしょう。でも、それより先にくるのが、工期までにちゃんと仕上げなきゃという責任感・プライド。ですから多くの職人が、楽して稼ぎたいという気持ちとは真逆の行動をとっているといえます。

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時間が許す限り残業し、休日も返上。しんどい休みたいと言いながらも、やり遂げることに全力を注ぐ彼ら。そういう心情は、待ったなし・ミスなしの建設作業にたずさわっている人間にしかわからないかも知れません。もちろん他業職種の方には、また違ったしんどさがあるかとは思いますが。

職人とかって、自分の好きなこと得意なことを仕事にしてるんだから、残業でも無休でも楽しくやってるんでしょ?と思われがち。ですが、そんな単純なものではありません。当サイトコラム「【建築職人】好きでやってる仕事だからといって楽しいとは限らない!」でも書きましたが、作業にかける時間・技術を習得するまでの努力・危険をともなうだけでなく、灼熱極寒の労働環境等々を考えると、まったく割に合わない!

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それでもやり遂げるのは、前述した工期をちゃんと守らねばという責任感・プライドだけではなく、仕事=アイデンティティ(個性)でもあるからではないでしょうか。生きるために働くのは当たり前。ですが職人にとっては、生活の糧そのものがその人のパーソナリティを形成する大きな要素。職人を目指す人の多くが、心身ともに成長期の10代20代というのも影響しているかも知れません。

働くことが自分の技能・知識・人となりを、より向上させる。自分の財産となる。それがつまり、自身の人格形成なんですね。だから割に合わなくてもやってしまう。けっして楽ではないのに頑張ってしまう。職人とは、おそらくそういう人種。そして変人(笑)

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だって、ようやく仕事が一段落して久々休みがとれたのに、金物屋へ行って仕事の道具を見たいって、変人以外の何ものでもありませんからね(褒め言葉です)。それはさておき、生活費を稼ぐ目的だけで働くには、建設業は少々キツイ。憧れ・情熱・誇り・意地など何かしら変人的な思い入れがないと、なかなか続かないのは確かなようです(褒め言葉です)。

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