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手甲とは手袋がなかった頃の安全保護具!
職人の装飾品「手甲(てっこう)」。鳶・大工・鍛冶・造園職人などで付けている人を、たまに見かけます。元々は手腕を守るための武具、プロテクター。手の甲・手首・腕を革や布で覆い、指と掌は感覚が鈍らないよう裸のままというデザイン。お祭りや時代劇の中で見たことがあるかと思います。
ですが、今現在職人が手甲として付けているのは、あの形ではなくリストバンド型。手首の保護や握力増強、服の袖の引っかかりや異物の侵入防止など安全性のため。というより、防寒・吸汗やファッションといった観点から付けている人が多いようです。
そもそも手甲が下火になった理由は、高性能な手袋が安価で出回るようになったから。つまり、時代の流れですね。ならば、リストバンド化しても手甲がなくならないのは、なぜなのでしょうか?
あくまでも私見ですが、それはおそらく職人の“粋(いき)”。気合が入ってるって感じがして、硬派でカッコイイ!それにオシャレ心って色気ですから、男性としてステキじゃないですか?(照)