【猫】建設現場や農作業でお馴染みの一輪車|グラグラ不安定なのになぜ使われる?

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一輪車(手押し車)が猫と呼ばれる訳

猫車は猫ちゃんと性質が似ている!?

建設や農業の現場でよく見掛ける一輪車・手押し車、通称「猫」「猫車」。実際に使ったことがある方ならわかると思いますが、車輪が1つしかないので不安定。バランスをとるコツをつかまないと、グラグラ揺れて倒してしまいます。

free画像,猫車,土,牧草地ではなぜそんなコツがいるものが、大昔から日本にとどまらず使い続けられているのか不思議ですよね。時代によって材質は変わっても、フォルムが変化しているようには見えないし。それにそもそも、一輪車を「猫」って呼ぶ意味がわからない。
そこで今回は、それらのナゾについて探っていきたいと思います。

free画像,赤い猫車まずは「猫」が三輪でも四輪でもなく、一輪車であるゆえん。運送や倉庫業では二輪台車を猫と呼ぶことがあるようですが、ここでは建設・農業でのお話。
安定感があり誰にでも使いこなせるなら、一輪車より二輪・三輪・四輪車ですよね。ま、四輪の台車もハンドリフトも少々コツがいりますが。

free画像,工場,二輪車一輪車のメリットは、主に2つ。1つは、細い板の足場などを通ることが出来る。二輪・三輪・四輪では脱輪してしまうスペースでも、一輪なら落ちない。泥んこの道にはまっても、一輪なら抜け出しやすい。
もう1つは、あの上皿。

free画像,いらすとや,台車荷台が平面の台車だとガタガタ揺れた際、荷を落としてしまうことがあります。ですが、一輪車の荷を載せるところは器の形状。深型・浅型のタイプはありますが、この上皿のお陰で荷が滑り落ちるリスクが軽減されます。
なので足元が悪い現場で土砂・砕石・コンクリートなどを運ぶには、一輪車がもってこいなのです。使い慣れない人がバランスを崩して倒してしまう、といった悲劇が起こらなければ。

free画像,黄色い猫車先ほど「時代によって材質は変わっても、フォルムが変化しているようには見えない」と言いましたが、もしかしたらこれ以上完成されたフォルムはない、ということなのかも知れません。

free画像,猫足場,白い猫車さて次は一輪車を「猫」と呼ぶ理由ですが、これには諸説あります。一般的には、猫ちゃんのように高い所や狭い所をスイスイ通ることが出来るから。また一輪車を逆さまに伏せた形が、猫ちゃんの背中に似ているから。と言われています。

free画像,伏せた猫車他には、運搬時に車輪がゴロゴロと音を立てるから。あるいは猫足場(カート足場)を通ることが出来る一輪車や二輪車(コンクリートカート)だから、とか。猫足場と猫車、卵が先か鶏が先かですが。

free画像,猫,背中いずれにせよ今も昔も、猫車も猫ちゃんも、人々に親しまれているってことですね。それに猫車は単純な構造の手押し車なのに、コツをつかむまでは少々手強い相手。でも慣れてしまえば、なくてはならないものになる。いや、慣れても油断すると……。
なんだか猫ちゃんの性質と似ているような、似てないような。

free画像,諸葛亮,中国観光地ちなみにこの一輪車の起源は中国の「木牛流馬」で、戦地へ食料を輸送するために諸葛亮が発明したそうですよ。

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