【桜材】カバザクラやサクラと呼ばれる床材は桜の木ではないってホント!?

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free画像,山桜,ピンク色,葉桜
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本物の桜を乱伐するよりフェイクの方がいい……

いよいよ桜のシーズン到来!たかが花、されど花なのが桜。桜にまつわる、忘れられない思い出がある方も少なくないのではないでしょうか。さて今回は、建材としての桜についてお話ししたいと思います。

桜材は、やや堅い・重い・強度があって傷が付きにくい良質材。樹皮は色つやがよく、大人しめな木目。主に、家具やフローリングに用いられています。ですが山桜(本桜)の桜材は希少ですから、中国などから輸入した白・ピンク系のカバ(バーチ)やミズメを、カバザクラやサクラと呼び、桜材として使用しているケースがほとんどなのです。

free画像,ウイスキー樽

国産の本桜はというと、版画の版木やギターなどの楽器にも使われており、樹皮を使った秋田県角館(かくのだて)の樺細工(桜皮細工)は有名。本桜はチェリー特有の甘い香りがするため、燻製のチップやウイスキーの木樽にも使われていたりします。

余談ですが、愛知県東三河にある「吉祥桜(きちじょうざくら)」。エドヒガンという樹齢推定300年の山桜で、山肌にぽつんと1本だけ自生しています。たった1本の桜でも、吉祥山のシンボルとして大切にされているんですね。

line画像,吉祥桜

2017年3月29日撮影

例年だと3月末には満開のようなので、ドライブがてら行ってみました。が、人っ子一人いませんでした……。
何はともあれ、1本の桜でも愛でる日本人。ですから建材の桜は、カバやミズメでも十分だと思ってしまうのは私だけでしょうか。どちらもしっかりした、美しい良質材ですし。

でも、代用品を桜材って言い切っちゃうのはどうなのかと……。あっ、偽物だから「サクラ」!間違ってはいないですねっ(笑)

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