【働きアリの法則】サラリーマン職人の二極化|定時に帰って何が悪い?

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納期で残業する責任は一作業員にない!?

私の場合、建設業の一人親方に話を聞くことが多いのですが、先日製造業のサラリーマン作業員から聞いた話に、色々と考えさせられました。どちらの業界にも納期があり、その期限を守るために残業したり休日出勤する方は少なくないかと思います。

ところが先日私が話をした製造業の作業員は、非常にドライな考えを持った人でした。会社員なのだから、定時に帰って何が悪い?就業時間内にやれるだけの作業をして、それで納品数に満たないのなら、それは作業員の責任ではなく上の人間の采配ミス。作業員には、納品数を完成させるために残業する責任はないと。

free画像,いらすとや,17時,時計

そういう場合、残ってしまった作業は誰がやるの?と聞くと、上の人間かアルバイト。上の人間はたっぷりお金をもらってるんだから、一作業員以上に働いて当然。そしてアルバイトは、少しでもお金が欲しいのだから好都合なのだとか。

ちなみにそこの会社では、そうして定時に帰ってしまう人もいれば、納品数が増える時期を見計らって有給休暇をとる人もいるそう。忙しい時期だから休めないではなく、大変な思いをしたくないから休み、楽な時期に悠々と作業する。

free画像,いらすとや,有給休暇申請書

そういう人たちは間違っているのか?というと、必ずしも間違ってるとは言い切れない。ただ、超自己中人間なだけ。自分さえ良ければいいというタイプ。そして、自分の仕事に誇りを持っていない人たちなのかも知れません。

彼らのように仕事に対してドライな考えを持った人もいれば、寝る時間を削ってまで仕事をする人もいます。それが同じ会社にいて同じ現場で働いている……。こういう話を聞くと、私は「働きアリの法則」を思い出します。

free画像,いらすとや,蟻の巣

働きアリの法則は2-6-2の法則ともいいますが、“よく働くアリ2割、普通に働くアリ6割、働かないアリ2割”。よく働くアリだけを集めても2-6-2にわかれ、働かないアリだけを集めても2-6-2にわかれるというもの。

お互い気に入らないと思っているかも知れませんが、組織としてバランスがとれているのなら、それもよしですかね。ただし、作業員が2割のアリでも6割のアリでも、家や車やインフラといった人の命に関わるモノづくりをする人たちには、いい加減な手抜き作業だけはしないでもらいたいと切に願ってしまいます。

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