怖いはKY意識、逆に高所作業に向いてる!?
高いところに立つと足がすくむ、怖いと感じるのは自然なこと。もし落ちたら大変なことになる、という想像力が働きますからね。ですから人によっては、2mの脚立でも足がガクガクしてしまうことでしょう。
もし落ちても、安全帯や紡網があるから大丈夫な状況、あるいは落ちるわけがない屋内展望台などでもガクガクしてしまうのなら、それは高所恐怖症といえるかも知れません。そういう私も、高いところが大の苦手。東京スカイツリーのガラス床で踏み絵をやらされたら、確実にアウトです。
ですが、観覧車やスキー場のリフトは意外と平気(吊り橋はムリ)。最初はやはり怖いのですが、“こうして高いところにいても、落ちてないから大丈夫じゃん”と納得すると、怖さが薄れてきます。通常観覧車は、劇場版 名探偵コナン「純黒の悪夢」のようにはならないですし(笑)
それに、時間と回数を重ねることで、高さに慣れてくるというのもあるようです。つまり、“気の持ちようと慣れ”。あくまでも私のケースですが……。
ちなみに高所恐怖症は、精神科や心療内科などの専門医に治療してもらうという方法もあるんですよ。
鳶や電気工などにあこがれるけど、高いところが苦手だから……という人がいるかも知れません。そんな人は向いてないかというと、そうとは言い切れません。なぜなら、危険をともなう高所作業。恐怖心がまったくなく、転落防止の安全対策をしっかりしない人の方が、うっかりミスをしでかす可能性があるからです。
そもそも高所恐怖症は、過去のトラウマや慎重派・完璧主義者がなりやすいという説もあったりします。だとしたらトラウマは別として、ある意味KY意識が高い人ということ。ですから過剰な恐怖心を制御できさえすれば、逆に慎重を要する高所作業に向いているともいえますねっ。