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上達して初めて教わったコツの意味がわかる!
建設から製造業へ転職した知人。少々年齢はいっているものの、玉掛けやフォークリフトの免許を持っていることもあってか、見事正社員として採用されました。ですが入社してしばらくは、マシーンを使った部品加工の手仕事。単純作業なので難しいことはないはずなのに、どうも上手くいかない。
そこで先輩工員数人に作業のコツを聞いたのだそう。すると人によって対応が微妙に違った。例えば「そんなの慣れ。慣れれば誰でも上手くできるようになるよ」としか言わない人。また「こういう風にやるんだよ」と言って自分がやって見せてくれる人。あるいは「やってみ。あー君はここがこうなっちゃってるから上手くいかないんだよ」とダメなところを指摘してくれる人。
結局知人は、上手くいくコツをやって見せてもらったことより、今の自分が失敗している原因を指摘してもらったことで上達した。そうして上達したことにより、初めて先輩が見せてくれたコツの意味が理解できたのだとか。
教え方は人それぞれ。それに建設でも製造でも作業のコツは、最終的には数をこなして自分で会得するもの。それでも助言を求められたときに“そんなの慣れしかない”と言って終わりにするのは、正論とはいえちょっと冷たく感じてしまいます。
職人の世界はそんなに甘くないということなのでしょうが、同時に現場には面倒見のいい優しい人たちもいるというのが知人の話でわかり、ホッとしている次第です。
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