しかし袖クル・あすなろ抱きはできないというジレンマw
建築現場で作業中の人のそばを通るとき、相手が気付くまでちょっと待ったり、「すみません、通りまーす」と声掛けをするのは、ごく当たり前のこと。なぜなら相手を驚かせて手元が狂ったり万一ぶつかったりしたら、人も物も取り返しがつかない事態になりかねませんから。
普通の会社だと、パソコンやコピー機を操作しているそばを、いちいち「後ろ通りまーす」などと声掛けして通る人はまずいません。ですから例えばOLがファミレスなどで、「ちょっと通りますよ」などとお店のスタッフに声掛けしてそばを通る作業着姿の職人を見ると、“なんて律儀で気遣いができる人なのっ♥”とドキッとしてしまうのです。
家のキッチンで彼女が料理を作っているときも、もちろん職人は声掛けを忘れません。ですから以前流行った、濡れそう・汚れそうな服の袖を後ろから抱くようにしてクルクルっと巻き上げてあげる“袖クル”や、ふいに背後からギュッと包み込むように抱きしめる“あすなろ抱き”といったモテる仕草は、残念ながら職人にはムリな話でしょう。「後ろにいまーす」ギュッてされてもねぇ……(笑)
ともあれ、職人の声掛けは女子にしたら真面目・誠実そう・気さくと非常に好印象なので、現場以外でもドンドン言っちゃってください。袖クルやなろ抱きより萌えますからっ(汗)