四柱の神と大地の神霊は【地鎮祭】などでもお祀りしてる神様!
初詣に、パワースポットとされている神社仏閣へいく方は多いかと思います。いつまでが初詣かは諸説ありますが、そもそも新年になって初めてお参りをするのが初詣。神仏へのご挨拶や感謝など、尊ぶ気持ちがあってすることですから、三が日や松の内じゃなきゃダメというわけではありません。ですが昨年のお礼と今年の息災をお願いするなら、礼儀として1月中には行っておきたいところです。
ところで建築現場では、地鎮祭や起工式・棟上げ式・定礎式・竣工式といったお祀りをしますよね。それは具体的には、土地に宿り守護する大地の神霊「大地主神(おおとこぬしのかみ)」や「産土大神(うぶすなのおおかみ)」をお祀りするもの。
あるいは、建築用材の木の神「屋船久久能知神(やふねくくのちのかみ)」、家屋守護の神「屋船豊受姫神(やふねとようけひめのかみ)」、工匠の神「手置帆負命(たおきほおいのみこと)」同じく工匠の神「彦狭知命(ひこさしりのみこと)」。
これら四柱の神様にご挨拶し、工事の息災をお願いしたり無事を感謝したり、新家屋の繁栄を祈願したりする儀式なんです。
一般的には、これらの儀式に参加する職人は少ないかと思います。ですがこの四柱の神は、建築職人にしてみたら、日頃からぜひ神助をたまわりたい神様。「木材の神・工匠の神・家屋守護の神」ですからね♪
ちなみにこれらの神様は、木材や家屋、職人などを守護するといった性質上、全国各地でお祀りされているようです。棟上げ式や定礎式は、日本全国どこでも行われていますもんね。
なのでもしかしたら、あなたの地元の神社にも祀られているかも知れません。
それを知る方法は簡単。「神社名」と「御祭神」でググると、祀られている神様の名前がすべてわかるはず。例えば日本橋人形町にあるパワースポット「松島神社」では、御祭神として彦狭知命・手置帆負命の二柱の神が、他の神様と一緒に祀られているのがわかります。
建築職人は、本人のKYによって得られる安全が第一。ですが、さらに建築の神様のご加護を受けてると思うと、本人のみならず身内もちょっと安心できたりして……。
ということで、肉食系職人の初詣は、「屋船久久能知神・屋船豊受姫神・手置帆負命・彦狭知命」を御祭神とする神社へGOってことで!