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現代では木の約4割が紙やダンボールの原料!
日本神話でヤマタノオロチを退治した神として有名なのが、スサノオノミコト。このスサノオノミコト、日本書紀においては「木」の生みの親とされているのです。そもそもは、船がないと何かと不自由だろうということで、自分のヒゲを抜いてスギの木にし、それで船をつくるようにさせたのだそう。
それから胸毛はヒノキとなり宮殿をつくる材、尻毛はマキで棺桶、眉毛はクスノキでやはり船に。実際に現存する太古の木製品をみてみると、船や建材はスギ、神社仏閣はヒノキ、棺はマキとなっています。
日本書紀は奈良時代につくられたものですが、その当時から木にはそれぞれ特性があるというのが知られていて、適材適所つかい分けられていたというのが驚きです。ですが現代で「木」は、建材として使われているだけではありません。
ダンボールや紙の原料として、木材パルプが利用されているのです。建材にできない木や建材に加工する過程で出た木っぱなどで、紙・板紙をつくっているんですね。それも木材の用途の約4割にものぼるのだとか。
もしもスサノオノミコトの時代にダンボールがあったなら、彼は自分の体のどこの毛を抜き何の木を生んで、ダンボールをつくらせたのでしょうか。ていうか胸毛とか尻毛とか、スサノオって案外毛深かった!?
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